WiFiを恵んで

トリルええよ

【ふところやぎやうつるぎたて】またきぽりごんふたつとりる【ひとつ じせつはち】

あなひさし、ろんじやまなびなり。すべてこたびのふみはふるきことばにてかきけり。われねもころつとめければ、いとおほくのひとにみなむ。

いでや、じよをおえむ。

※われをんななみ、かなにてかきけり。

・かまへ

f:id:duscmawile:20200803095054p:plainf:id:duscmawile:20200803100601p:plain

f:id:duscmawile:20191130174752g:plainf:id:duscmawile:20200803101906p:plain

f:id:duscmawile:20200803104109p:plainf:id:duscmawile:20200803104050p:plain

ぽりごんふたつ しんかのきせき とれへす
ちからふたももちよそちあまりし おさへふたももちいそちあまりふ ことなりおさえとおあまりふ ずぶとい
じこさいせい あやしきつぼね こほりくわうみやう とをよろづぼると 

あろほらがらがら ふといほね ひらいしん
ちから、せめふたももちいそちあまりふ おさへし ゆうかん(のろし)
ほのほのおほて ぽるたあがいすと いかづちたたき けたぐり

あしれへぬ いのちのたま げきりゆう
ちから、ことなりせめふたももちいそちあまりふ おさへし れいせい(のろし)
あつゆ つきのちから ちからのたま たきつせ

ぱつちらごん じやくてんほけん はりきり
ちから、せめふたももちいそちあまりふ おさへし ゆうかん(のろし)
いかづちはし りゆうのつめ とおよろづのこまにひとしきちから ほのほのきば

もろばれる きあいのたすき さいせいりよく
ちからふたももちみそちあまりむつ おさへひとももちよそあまりやつ ことなりおさへひとももちはたあまりし のんき(のろし)
くさびらこ いからすこ(ひとつおなじくふたつにてもつかひけり) つよきすすり たひらぎのけぶり

ばるじひな たらぷのみ はとむね
ちから、ことなりおさへふたももちいそちあまりふ おさへし おだやか
わろきわざ てつぺき どくどく はやすめ

 

・かまへつくり

ひとつ ぽりごんふたつとがらがらをならぶれば、よきたいぷのあはせにしてつぼねをあやしくせらるればなほとくにかくれらるなり。またきつぼねのかまへあらまほし。

f:id:duscmawile:20200803095054p:plainf:id:duscmawile:20200803100601p:plain

 

ふたつ がらがらのかたれざるやぎやうにつよきものえらばむ。わろきもの、

かばるどん・・・ばかるどん。

えへすばあん・・・ぽりごんふたつさへだいなつくるふたたびたえかぬるなり。かひなし。

うふらおす・・・ろなうわろし。ばしやあものごときものなり。

などのたてあつむるにものむつかしくおぼゆ。

えへすばあんのあれど、あしれへぬがさまざまのやぎやうにけしうはあらず。たきつせのこよなうくちをきけるがおもはずげなりけり。

f:id:duscmawile:20200803101906p:plain

 

みつ えへすばはんにいまだかたれず。ふたつにてもつかひけるぱつちらごんをつかひなば、またけしうはあらず。かばるどんこそいとうくおぼゆれど、さてのやぎやうにはつよきわざをおしするによってたやすくけつすられるのもよろし。

f:id:duscmawile:20191130174752g:plain

 

よつ ふたつにてこといたくねたきたすきもろばれる、つまらせにてあらまほしくおぼえけるたらぷばるじひなをすぐりけり。

これらたいぷのあはせともいはず、もろばれるはたすきにてねぶらせ、ばるじひなはたらぷとてつぺき、おこたりにてねんぜらる。かまへのくらましたるをたのみけり。

f:id:duscmawile:20200803104109p:plainf:id:duscmawile:20200803104050p:plain

じやうじゆ:f:id:duscmawile:20200803095054p:plainf:id:duscmawile:20200803100601p:plainf:id:duscmawile:20200803101906p:plainf:id:duscmawile:20191130174752g:plainf:id:duscmawile:20200803104109p:plainf:id:duscmawile:20200803104050p:plain

 

・くはし

※くだくだしければ、こころしらへよ。

 

ぽりごんふたつ

f:id:duscmawile:20200803095054p:plain

ななたりにてもつかひける、いとかたきしのはこなり。ななとせのおなじわざにてつかひけるも、わろきわざのまほしくおぼゆることいとおほければ、とをよろづぼるとをあらたむるもあはれならむ。つるぎをかなづるごりらのいとおほきはすずろなりけり。

かたきことはさらにもいはず、こほりくわうみやうのいとつよき(ごりら、どらぱると)がうれし。

ぐわやらどすのだいすとりひむふたたびねんぜられざるがいとあはれなり。あな、やとせのしんかんにそふことかぎりなきかなとものぐるおしうおぼゆ。

 

がらがら

f:id:duscmawile:20200803100601p:plain

せめにてはいとつよきといへども、ほのほのおほてのかへりにてちからのいととくおちあすれば、うけられざるわざのおほきはもつてのほかなり。また、くちあけにいでていちのふでになりけるがいとおほく、だいまつくすのすくなくおぼえけり。

ぽるたあがいすとかげほねはすぐりがたし。だいまつくすどらぱるとひつぢやうにてせちがいせまほしければぽるたあがいすとはよろし。

ほねぶふめらんはつかはまじとおぼゆればけちけり。

 

あしれへぬ

f:id:duscmawile:20200803101906p:plain

いのちのたまにてだいぢからをとりしみじしなり。ちからのたまにてとりとどん、ぬおうにつよきいちじゃうのやぎようなりければ、さるかまへとのかけあひにてはうづなふべし。

こばるおんのでんじはをよかなむとおもひけるに、まことにさるわざをしあつゆとたきつせにてかちたるはいふかいなきことかぎりなし。ふところやぎやうなり。

 

ぱつちらごん

f:id:duscmawile:20191130174752g:plain

いかにいはむやいとつよし。ばかるどんのこもりぬのごときことはなはだし。じやくてんほけんのはたらくことすくなければ、じしやくやたつじんのおびなどもをかしらし。

 

もろばれる

f:id:duscmawile:20200803104109p:plain

ふたつのものやみなり。ふたつにてもつかひける、いからすこなむもてるものをいれけるのいとわろきことはいふべきにもあらざる。わろきわざつかはまほしきときのあひなくおほくありけり(どらぱると、ごりらんだあ)。すべてごりらんだあのはたきおとすをおしければたひらぎのけぶりをつかふべし。さらばくさびらこにてまいいづるどらぱるとをねぶらせらるまじ。

 

ばるじひな

f:id:duscmawile:20200803104050p:plain

そこどころのかまへにいとつよく、はやすめのおこたりにてだいまつくすだにねんぜらるちからありけり。ろとむ、とげきつすにえなむかつまじかりけるをこころしらへるべし。おしかへしさるやぎやうをひきのかせしのちにはたやすきつまらせのこまとならるべし。

 

・やぎやうすぐり

f:id:duscmawile:20200803095054p:plainf:id:duscmawile:20200803100601p:plainあるひはf:id:duscmawile:20191130174752g:plain

がらがらあるひはぱつちらごんとぽりごんのつぼねかまへをまづまづたどるべし。

かばるどん、あるひはごりらんだあ(ぽりごんふたつとがらがらもろともにはたきおとすにいとたよわし)などのゐらば、あしれへぬやもろばれるをすぐるもたどるべかるなり。

えへすばあんは、ぱつちらごんにてきほふべかるやぎやうなるが、おほくかばるどんなどのともにゐればもろばれるをくちあけにいだすもよろし。たすきくさびらこにてだいまつくすえへすばあんをねぶらさらればはるかのりなり。ごりらんだあなどになほいだすべかれば、さてしもあるべきことならざらむ。さいせいりよくにてよくおこたるべし。

ばるじひなはそこどころにてすぐるべし。

 

 

 

さてもながながきふみなむすてかきける。いとくたびれけるが、なほひとつとうようこてんがくのかくべかるふみありけるのいとわろし。

 

 

ひるがれひ ゆふけあさけも ふみをかき はたやこよひも よひとよふみか

 

f:id:duscmawile:20200803125612p:plain